2013年12月27日金曜日

カレンダー「新潟原風景」「にいがた萬代橋」

今年もカレンダーを各地に送りました。県外では、鹿児島・広島・香川・高知・島根・愛知・静岡・東京・埼玉・千葉・富山・北海道など。写真の内容を見なくても、毎年注文していただいている方々には本当に感謝です。もっといいものを作りなさいと励まされているようです。今日は12月28日、あれよという間に今年もあと3日となった。カレンダーは1年という区切りを感じるのに格好のツールで、作っている本人が期せずして、くぎりや節目を考えて行動するようになって来たような気がする。冬が好きな私の1年は1月から始まる。1月より始まるカレンダー通りに冬の撮影をはじめ、真っ白なキャンパス?に絵を描くように、新たな1年とカレンダーを作っていきたいと思う。

2013年12月26日木曜日

高速道路の事故が増えている

高速道路の事故が増えているという。それに伴って、死者も増えている。その中で停止車への衝突事故が4割。その理由は高速道路への慣れが8割の分析。ドライバー慣れによる漫然運転や身体能力が低下している高齢ドライバーの増加など。月別では死亡者数が最も多いのが12月。理由は普段と道路状況が違うこと。同乗者が多かったり普段とは違う同乗者がいるため注意が散漫に。あるいは同乗者が多いため車の重量が違い、ブレーキングに影響が。あわせて高速道路で人がはねられる事故がこの数年多くなっているという。車が故障した時の速やかな待避処置行動が必要と今朝のNHKのニュース。

最近高速を走っていて気になるのは、走行車線を延々走り続ける車の多さ。追い越しをかけているのに、走行車線に戻る前に後方から猛スピードで接近し車間を詰め、プレッシャーを与える車。強引な割り込みをかける車など。そういう車のドライバーは、運転に自信を持っているのかもしれないが、問題はそういった自己中心的な運転によって事故を誘発してしまう可能性があるのではないかということだ。

前を走っている車が挙動不審の場合はほとんど携帯電話で話ながらの運転だったりすることも多いから、一般道、高速道を問わず、携帯が原因となる事故も多くなっているのではないかと思う。

2013年12月25日水曜日

新潟市景観審議会「屋外広告物活用地区」

本日は新潟市役所本館6階で景観審議会、午後1時半から約1時間で修了。某地区の屋外広告物活用地区の答申にむけての承認が議題だ。この地区は商業地域としてまとまりのある地域なので、積極的に広告物を活用してゆこうと協定を策定した。いい意味で地域に魅力的な価値を生み出すこのような動きが、商業地区だけではなく、多くの地域に広がるといいのではないかと思う。特に地盤沈下著しい古町地区は、良好な景観と地域作りに取り組む必要がある。

新潟では初となる広告物活用地区。いい意味で新潟を引っ張っていくきっかけになるといいなと思う。今までは規制に沿った形でしか開発が行われなかったが、積極的に魅力作りをしていく地域が出てきたことは好ましいことだ。地区協定はまち作りをする上では欠かせない合意形成のシステムだ。それは縛るための仕組みではなく、いい町を作るための仕組みだ。住民自らが、学びながら作り改良していってこそ、地域に価値が生まれる元となる。

2013年12月12日木曜日

手書きとPC

手書きでメモやノートをとることが多い人と、パソコンに打ち込む事が多い人とでは、その情報を活用したり、情報やアイデアを活用した目標達成能力や集中力が違うという研究結果が。言うまでもなく、PCを使って処理している人の能力の方が明らかに劣っているという・・・

自分の経験でも、確かにパソコンで打っただけでは頭に入りにくく、すぐ忘れてしまう事が多いような気がする。情報はパソコンに打っただけでは活用できないので、結局頭にどれだけインプットされているか、インプットされた情報が使える状態になっているかが大切だと思うので、手書きで(頭に)入力し、パソコンは情報整理とか、多くの人に正確な情報をタイムリーに送たり、情報共有する手段という風に割り切って使い分けた方がいいかもしれない。

パソコンで打つのがくせになると、ますます字を書くのがおっくうになり、パソコンだけに頼ろうとするようになる。年賀状のシーズンということもあるし、手書きの習慣を取り戻さなければと思うこの頃である。

2013年12月10日火曜日

写真の指導

私は写真の講師や審査は決して多い方ではないが、それでも年に1回か2回はコンテストなどの審査員をしている。

講師としてはデジタル専門のクラブをしばらくの間、隔月でまかされているが、会員数が多いと、一人あたり、あるいは一点あたりの写真に時間がかけられない。事実、一人平均7〜10点で参加者が10人いると70点〜100点にもなるわけだ。審査会ではないので、できればもっと絞って評価し、撮影者と共に考えながら評価したいところだ。極端な話し一人一点でもいいのかもしれない。一つ一つじっくりと写真に向き合い、撮影者と対話しながら考えてゆくことが、遠回りだけれどいい写真につながるのではないかと思う。

写真を提出してもらう時の心構えとしては、自分にとって何故この写真でなければいけないのか、自分がこの写真を撮影する意味があるのか、という問いかけをする必要があるのではないかと思う。

写真は自動的に撮れるものではない。自我をもった人間が撮る。自己を確認する作業が、撮影という行為の中に含まれていないと写真は撮れないのではないかと思う。難しいようだけれど、繰り返し撮影をしているうちに心の内に何かが芽生えてくる。その芽生えてきた何かを、次の撮影の時に検証するという繰り返しのなかに自分にとっての写真との関係が見えてくる。正解はない。程度の問題でもない。その人と写真との蜜月の内にしかない何か、が大事なのだ。

2013年12月8日日曜日

カレンダー「にいがた萬代橋」「新潟原風景」の販売店

「にいがた萬代橋」と「新潟原風景」のカレンダー販売店

紀伊国屋書店新潟店(LavLa万代)
文信堂CoCoLo万代店(新潟駅)
ジュンク堂書店新潟店(新潟駅)
横場精良堂(古町)
英進堂書店(秋葉区)
萬松堂(古町)
知遊堂赤道店
知遊堂亀貝店
アークオアシスデザイン新潟店
コメリ書房NEXT21店
戸田書店新潟南店
くまざわ書店デッキイ店
りゅーとぴあ
みなとぴあ
佐藤エハガキ店
ホテルオークラ新潟 
NPO法人ボランティア亀田
時の旅人館
小澤邸住宅
齋藤家夏の別邸
みゆき屋(南区)
長谷川屋(西蒲区)



「新潟原風景」のみの販売店
コメリ書房 加茂店 
コメリ書房 三条店
コメリ書房 北長岡店
コメリ書房 分水店
コメリ書房 柏崎店
コメリ書房 新発田店


「にいがた萬代橋」のみの販売店
新潟空港エアリウムプラザ(新潟空港1階)
新潟伊勢丹(4階リビングコーナー)


カレンダープレゼント「にいがた萬代橋」「新潟原風景」

昨日の新潟日報朝刊にカレンダープレゼントの記事を掲載してもらう。

朝7時頃より、さっそく応募のファクスとメールが届き始め、丸24時間経過した本日12月9日の朝で150通となった。今回は「新潟原風景」を10部「にいがた萬代橋」を20部のプレゼント。決して多くはないが、それぞれ290円と80円の送料がかかるので、なにかいい方法があればもっと多くの方々にお届けしたいが、送料負担などの金銭授受をともなう方法はとりにくい。もっとカレンダー販売が多くなればプレゼントに回せる数も増やせるので、カレンダーの内容の充実に努めることにしたい。

2013年12月3日火曜日

万代長嶺小学校の写真授業

4年生の総合学習「萬代橋をまなぶ」第3回目の写真授業を去る11月30日(土)9時から10時まで行ってきた。この日は授業参観日。父兄が見守る中、4年生50人の写真を順次モニターに映し、一人一人写真について発表。私がそれについてコメントを加えるという内容で、一時間子ども達とおつきあいした。
(写真は塩田美幸さん提供)






子供達の写真は、同じ日に撮影したせいで、同じような写真もありましたが、画面を傾けダイナミックな構図をとったり、萬代橋以外の要素を取り入れて表現したり、ビニール傘をフィルター代わりにして工夫した写真などそれぞれに見応えのある写真が多く、楽しく写真を撮影している様子が見えました。萬代橋を初めて撮ったという子どもがほとんどで、子ども達にとってはそれなりに発見があったのではないかということが、発表の内容から窺うことが出来ました。

物事の学びはじめというのは新鮮な発見があるのではないかと思いますが、普段のお勉強と少し違って、学びにおいて、写真の楽しさから入るというのは、他の勉強でも活用できるのではないかと思いました。子どもにとっての萬代橋や萬代橋授業が、これから成長してゆく上で大事な経験になることを願っています。


今日は「カレンダーの日」

今日12月3日はカレンダーの日、しかも私の誕生日!カレンダーを発行している私が今日誕生日だというのも本当に偶然です。あの篠山紀信さんも同じ生まれでした。

カレンダーの日

全国団扇扇子カレンダー協議会が1987(昭和62)年に制定。
明治5年12月3日(旧暦)が太陽暦の採用によって明治6(1873)年1月1日となった。


妻の日

凸版印刷が1995(平成7)年に制定。
感謝を表す「サン(3)クス」(Thanks)の語呂合せ。
1年の最後の月である12月に、1年間の労をねぎらい妻に感謝する日。

プレママの日

日本トイザらスが制定。
「いい(1)にん(2)ぷさん(3)」(いい妊婦さん)の語呂合せと、ベビー用品専門店「ベビーザらス」1号店が開店した日であることから。


12月3日が誕生日の人は・・・
    誕生:黒田長政(武将 1568) 片山潜(社会運動家 1859) 永井荷風(作家1879) 
       東久邇稔彦(政治家 1887) 池田勇人(政治家1899) 金大中(1925) 
       篠山紀信(写真家1940) イルカ(歌手1950) 長州力(1951) 
       今いくよ(漫才師1952) 佐藤和弘(元野球選手・タレント1964) 
       高岡早紀(女優 1972)など
       
    その他に、香川県が愛媛県から分離独立し、現在の都道府県がすべて確定(1888)したということなので、香川県の誕生日だといえる。

石破発言の本質

石破茂幹事長のテロ発言で特定秘密保護法案の本質が明らかになってきた。採決を急ぐのは、日本の国民にとってマイナスとなる本質的な問題点が次々と明らかになる前に決めてしまおうという政府自民党の姿勢が現れているのではないか。政府の秘密保護の方針に反発する行為はテロ行為に当たるというのは、この法案が決まったら当たり前に使われるのではないかと思う。つまり国民を黙らせるには「テロ行為だ」と指摘すればいいからだ。
情報を多く持つのは一つの力だ。国や行政が国民に対して秘密の情報を持つということは力の中でも取り扱い注意の権力だ。こんな恐ろしい法案を通してはいけない。

2013年11月30日土曜日

蛇と富士山

起きがけに夢を見た。ひとつながりの夢はほとんど脈絡もなく場面が転回してゆき、それぞれ感情でも反応して退屈させることがない。寝ているのに感情があるというのは、夢を見ている時には当たり前のようだが、考えてみると不思議だ。起きてみると、その時の感情が蘇ってくる。普通だとほとんど思い出せないのだが、今日は余裕があるせいか、布団の中で思い出し、映像の詳細を思い出していた。

今日の夢で覚えている部分は富士山と蛇の夢。登山が好きなので富士山はわかるが、たまに見る蛇の夢は不可解だ。確かに子どもの頃、たまに蛇を捕まえて遊んだ記憶が夢に出てくるのか・・・少し不気味な内容だったので、蛇を虐待した子どもの頃の記憶が、影を落としているのかもしれない

私の夢は、ほぼフルカラーだ。写真の仕事をしていて、いつも色彩のことを気にしているからだと思うが、その色彩がとても微妙な色合いで、写真に再現できたらいいなと思うが、それが敵わぬから、ああきれいだと思うような微妙な中間色の被写体?が夢に出てくるのだろうか。


高松市の大島の神社にて


脈絡のなさは夢ばかりではなく、起きていてもあれこれ脈絡のないことをを考えていることが多い。夢もうつつも対して変わらないのかもしれない。起きているときは痛いとか寒いとかということを直接的に感じるが、夢の時にはそういった皮膚感覚はほとんどないような気がする。でも起きている時も夢のような感覚になることがあり、夢とうつつの絶対的な違いということがなんなのかということについてよく考える。

写真は実体ではあるが、実体としての写真にはそれほど深い意味があるわけではなく、写っているものが個人の思い出や感覚に訴えてきて、イメージを喚起する。見る上では痛いも寒いもない。その点において夢に近いとも言える。



2013年11月27日水曜日

北川フラムさんの「アートの地殻変動」出版 (発行:美術出版社)

 北川フラム著「アートの地殻変動」

美術出版社発行の北川フラム氏の対談集が発刊された。

序文で北川氏は、
「自分が社会とかかわれる場所はどこかといえば、働いている場所、仕事で関係している場所、もしくは住んでいる場所だろう。リアリティを持ってかかわれる場所にしか実態はない。だから具体的な土地にかかわる以外の運動や連帯はできないのが僕の基本だ・・・・・」と述べている。

「大地の芸術祭2000」以来、妻有地域の野外や空き家などを使ってのアートプロジェクトを開催。昨年の「大地の芸術祭2012」まで5回にわたって、アートを媒介にして地域の活性化に取り組んでこられた北川氏の行動の原点、そしてその間に学んでこられた事を知るのには欠かせない一冊ではないかと思う。それまでのアートに関しての一般的な価値観からの変更を迫られるのは、25人の様々なジャンルの表現者たちが地域や社会との関わりを通してどう表現し、いかに表現者本人が変わっていったか、というリアルな体験をもとにしているからだと思う。

地域に対して、いいも悪いも含め、自分がかかわれる実態に対してしか地に足がついた活動や表現をすることが出来ないという考え方は、都市化・バーチャル化が進んだ時代に対する文明批評でもある。

私自身も北川氏がディレクターをされたいくつかの芸術祭に関わらせていただき、ほとんど旅人の視点ではあったが、「地域」に作家がどんな風に関わり、「作品」を作っていくかということを皮膚で感じることが出来たような気がする。

表紙の写真は昨年の「大地の芸術祭2012」の会期中に中村撮影(松代農舞台のカバコフの作品を背景として)